
せっかく屋久島に旅行するのであれば出来る限り満喫したいですよね。この記事では、実際に屋久島を旅行した体験を踏まえて、屋久島のおすすめ観光スポットをジャンル別に紹介します。また、雨などの悪天候でも楽しめる観光スポットも紹介いたします。
実際に行ってみないとわからない情報をこの記事では知ることが出来ます。屋久島の旅行記やブログ記事を読みたい人にもおすすめです。
屋久島でレジャーを楽しみたい人におすすめの観光スポット
屋久島に来たのであれば、大自然の中レジャーを満喫したいという人もいるでしょう。屋久島には大自然を満喫できるおすすめの観光スポットが多く存在します。それでは、屋久島のレジャーについて紹介します。
①縄文杉トレッキング

基本情報
- 所要時間:丸一日
- 費用:ガイドをつけるかどうか次第

屋久島に来たのであれば、縄文杉トレッキングは外せません。一日潰してまで行く価値あるのかな…?なんて思ってましたが、行ってみて本当に良かったと思えました。縄文杉トレッキング中に飲んだ山の水は人生史上一番美味しかったです。
縄文杉トレッキングに関する情報はここに書き切れませんので、以下の記事を参考にしてください。屋久島に行くのであれば、挑戦する価値は大いにあります。
②【一湊】ウミガメダイビング

基本情報
- 所要時間:約3時間
- 費用:約1万円

屋久島は、縄文杉以外ではウミガメで有名です。屋久島の一湊海水浴場では、ウミガメのダイビングツアーが開催されています。基本的には、オプショナルツアーに個人で申し込んでそれに参加します。
現地のインストラクターさんによると、残念ながら年々ウミガメに会うことの出来る確率は下がってしまっているそうですが、それでも60%ぐらいの確率で会えるそうです。日本有数のウミガメに会えるダイビングスポットなので、機会があれば参加するのをおすすめします。
③白谷雲水峡トレッキング

基本情報
- 所要時間:3時間~5時間
- 費用:ガイドをつけるかどうか次第

縄文杉と並んで屋久島でのトレッキングにおすすめなのが白谷雲水峡です。白谷雲水峡には2つのコースがあります。太鼓岩まで行くコースは往復5時間、もののけ姫の舞台と呼ばれている苔むす森まで行くコースは往復3時間かかります。
縄文杉と白谷雲水峡のどっちに行くか迷われる方が多いですが、時間があればどちらにも参加するのをおすすめします。時間がなく、体力的にも不安な人は白谷雲水峡トレッキングに挑戦してみましょう。
白谷雲水峡トレッキングは比較的距離が短いので、個人的にはガイドなしでも充分楽しめると思いました。しかし、ガイドツアーに参加すれば安心で、ガイドさんの話も聞くことが出来ます。白谷雲水峡トレッキングのガイドはこちらから申し込み可能です。
④【安房川】リバーカヤック

基本情報
- 所要時間:3時間
- 費用:8,000円~

屋久島の安房川ではリバーカヤックが人気です。運が良いと、ウミガメに遭遇することもあります。リバーカヤックには、オプショナルツアーを通して参加することが出来ます。安房川リバーカヤックのオプショナルツアーは以下より予約可能です。
屋久島でレンタカーを借りずに楽しめるおすすめの観光スポット
屋久島でレンタカーを借りずに楽しめるおすすめの観光スポットを紹介します。屋久島では車があった方が便利ですが、もちろん車なしでも楽しめる観光スポットはたくさんあります。
⑤平内海中温泉

基本情報
- 料金:協力金200円
- 最寄りのバス停:平内海中温泉から徒歩5分
- 駐車場:無料

平内海中温泉は、干潮の前後1時間ずつしか入ることの出来ない天然の露天風呂です。平内海中温泉ですが、なんと混浴な上に脱衣所すらもありません。女性にとっては入る難易度がとても高い温泉です。
しかし、タオル巻きは禁止されていないので、カップルで来た方は車の中からか準備して入浴されていました。中には女性のお一人様で入浴されている方もいました。そんな平内海中温泉ですが、絶景としかいいようがありません。恥ずかしさもありましたが入って正解でした。
- 女性は身体を隠すバスタオルがあると便利
- フナムシがとにかく多い
- 温度が結構熱いので人によっては苦手かも
⑥屋久島フルーツガーデン

基本情報
- 所要時間:1時間
- 料金:500円
- 最寄りのバス停:中間or網掛橋から徒歩15分
- 駐車場:無料

屋久島フルーツガーデンは個人で経営されている植物園です。南国のジャングルのような植物園を見学することが出来ます。
屋久島フルーツガーデンにある植物ですが、なんと管理人のおじいちゃんが台湾から南米まで種を採取に行って得られたものです。
経営されているおじいちゃんがガイドツアーをしてくれるのですが、その所要時間は15~20分程度です。世界中を飛び回ったお話しはここでしか聞くことが出来ません。植物の解説を詳しくしてくださるので楽しいです。
ガイドツアーが終わった後は、屋久島フルーツガーデンで栽培されたフルーツを頂くことが出来ます。パッションフルーツやドラゴンフルーツなど、本州では中々お目にかかれないフルーツも試食できます。
⑦ヤクスギランド

基本情報
- 所要時間:30分~150分
- 料金:500円
- 最寄りのバス停:ヤクスギランド
- 駐車場:無料

ヤクスギランドはレンタカーなしでも行くことの出来る観光スポットです。整備された道を歩くので、子供でも安心して屋久杉を体験することが出来ます。体力的に縄文杉トレッキングが難しい人にもおすすめの観光スポットです。
ヤクスギランドまではバスが運行していますが、行きは9:59到着、帰りは15:10出発の一本ずつしかないので気をつけて下さい。
乗り過ごしてしまうと歩いて帰るのは無理なので、野宿するかあるいは高いお金を払ってタクシーを呼ぶ羽目になります。
ヤクスギランドでは30分から150分のコースまで色々あるので、ご自身の体力にあったコースを選んで楽しんで下さい。
屋久島の雨でも楽しめるおすすめの観光スポット
屋久島は一ヶ月に35日雨が降ると言われるぐらい雨の多い場所です。そこで、雨でも楽しむことの出来る屋久島のおすすめ観光スポットを紹介します。
⑧屋久杉自然館
基本情報
- 所要時間:30分~2時間
- 料金:600円~
- 開館時間:9:00~17:00
- 休館日:第一火曜日および年末年始
- 最寄りのバス停:屋久杉自然館前
屋久杉自然館は、屋久島や屋久杉の全てについて知ることの出来るおすすめの観光スポットです。体験コーナーでは、屋久杉を使ったモノづくりを楽しむことも出来ます。屋久杉自然館は雨でも楽しむことが出来るおすすめの観光スポットです。
雨の中のトレッキングもおすすめ
残念ながら、雨が多い屋久島ですが室内の観光スポットはあまりありません。そこでおすすめしたいのが雨の中のトレッキングです。縄文杉も白谷雲水峡も苔が多いですが、雨が降っているとより苔が生き生きとしています。晴れでは味わうことの出来ない絶景です。
また、雨が降っていても海の中であれば関係ないので、シュノーケリングやダイビングツアーもおすすめです。雨の中の屋久島はまたひと味違うので、これらのおすすめ観光スポットで雨の屋久島も満喫して下さい。
レンタカーで是非行きたい屋久島の観光スポット
屋久島には、車がなければ行くことが難しい観光スポットも存在します。ここでは、屋久島でレンタカーを借りるのであれば是非行きたい観光スポットを紹介します。
⑨西部林道

基本情報
- 料金:無料
- 注意点:動物や運転に気を付ける

西部林道は残念ながらバスが運行していないので、基本的にはレンタカーを借りて行きます。車があるのであれば、是非とも行きたいおすすめの観光スポットです。しかし、道が細いので運転に自信のない方はやめておくのが賢明です。
西部林道では、野生の動物に出会うことが出来ます。雨が降っていたので出会えないかと思っていましたが、ヤクジカやヤクザルに出会えたときは感動しました。中には、自転車で西部林道を乗り越えようとしている強者もいました。
⑩永田いなか浜でウミガメ観察

基本情報
- 料金:2,000円
- 開催時期:5月~7月
- 受付時間:20:00~20:30
屋久島の永田いなか浜はラムサール湿地にも登録されていますが、日本有数のウミガメの産卵地として知られています。永田浜では、夏の期間にウミガメ観察会を開いています。しかし、新型コロナウイルスの影響で2021年以降の開催は不透明です。
永田ウミガメ連絡協議会が主催していますので、公式サイトよりご確認ください。ウミガメは繊細な動物なので、くれぐれも観察マナーは守って下さい。
⑪紀元杉

基本情報
- 所要時間:10分
- 料金:無料
- 駐車場:無料

紀元杉はヤクスギランドの近くにあります。そのため、車で行くのであればヤクスギランドも一緒に見て回るのをおすすめします。紀元杉は何と車でその目の前まで行くことが出来ます。体力がない方でも観ることの出来る数少ない屋久杉です。
⑫中間ガジュマル園

基本情報
- 所要時間:
- 料金:
- 駐車場:無料

本州ではあまり見る機会のないガジュマルを中間ガジュマル園では観ることが出来ます。ガジュマル園ですが、夏に行くととにかく蚊が多いです。蚊と格闘してガジュマルを全然見る気になれなかったので、忘れずに虫除けスプレーを持っていきましょう。
⑬屋久島灯台
基本情報
- 料金:無料
- 駐車場:無料
- 最寄りのバス停:永田から徒歩90分
屋久島灯台はバスでのアクセスが悪いので、レンタカーを利用できるのであれば是非とも行きたい観光スポットです。運が良ければイルカやクジラを見ることも出来るそうです。
屋久島で訪れたいおすすめの滝
屋久島には滝が数多く存在します。ここでは、滝が好きな人もそうでない人も楽しむことが出来る屋久島の滝を紹介します。大川の滝はバスでのアクセスも可能ですが、他の滝はレンタカーを利用した方が便利です。
⑭大川の滝(おおこのたき)

基本情報
- 所要時間:15分
- 料金:無料
- 駐車場:無料
- 最寄りのバス停:大川の滝から徒歩5分

大川の滝(おおこのたき)は日本の滝百選にも選ばれているほど有名な滝です。屋久島での豊富な水が高さ88メートルから落ちる姿は絶景です。大川の滝は滝壺の近くまで行くことが出来るので、その迫力を間近に体験することが出来ます。
大川の滝(おおこのたき)では滝壺に近づくことも出来ますが、足場が非常に悪いので注意が必要です。トレッキングシューズなどの装備なしに行くのは控えて下さい。事故に繋がる恐れがあります。
⑮千尋の滝(せんぴろのたき)

基本情報
- 所要時間:15分
- 料金:無料
- 駐車場:無料

千尋の滝(せんぴろのたき)は、個人的には屋久島の中では大川の滝(おおこのたき)の次におすすめしたい滝です。
展望台からなので滝の迫力は正直欠けますが、展望台からの景色はとても綺麗なので行く価値ありです。龍神の滝やトローキの滝と近いので、一緒に散策するのをおすすめします。
⑯竜神の滝

基本情報
- 所要時間:15分
- 料金:無料
- 駐車場:無料

大川の滝を見た後に竜神の滝に行くのはやめましょう。十中八九ガッカリしてしまいます。周囲の景観は綺麗なのですが、滝自体は望遠のため迫力に欠けます。こちらも千尋の滝やトローキの滝と近いので、一緒にドライブがてら回ると良いでしょう。
⑰トローキの滝

基本情報
- 所要時間:15分
- 料金:無料
- 駐車場:無料
- 最寄りのバス停:鯛ノ川から徒歩3分
トローキの滝は川から直接海へ流れ込む珍しい滝です。トローキの滝自体が落差6メートルで、こちらも望遠なので『滝』を期待していくとガッカリします。しかし、景観はこちらも綺麗でした。赤い橋がアクセントになっていました。
屋久島で星空観察や日の出・日の入りにおすすめのスポット
屋久島は街灯などの余計な明かりが少ないため、星空観察にとても適したスポットです。屋久島では日の出・日の入りの両方を観ることが出来るので、おすすめのスポットも紹介いたします。
⑱春田浜【屋久島で星空観察するのならここ!】

基本情報
- 料金:無料
- 駐車場:無料

残念ながらiPhoneとGoProしかカメラを持っていなかったので、綺麗に撮影することは出来ませんでした。しかし、春田浜で行う天体観測は本当に絶景です。春田浜は安房地区にありますが、安房地区の民宿『杉の里』のご主人さんが天体観測に詳しく、色々と教えて下さります。
⑲宮之浦岳【山頂からの日の出は絶景】

基本情報
- 日本百名山の一つ
- 冬期には積雪も
- 難しい山なので本格的な装備が必要
- 縄文杉と白谷雲水峡を一緒に回ることも
屋久島で年越しをするため、初日の出を屋久島で拝みたいという人もいるかと思います。屋久島で日の出を見るのであれば、宮之浦岳がおすすめのスポットです。しかし、宮之浦岳は難しい山ですので、本格的な装備が必要です。登山初心者にはおすすめ出来ません。
屋久島で夕日観賞するならここ!【日の入りスポットを紹介】

屋久島には日の入りを見るのにおすすめの観光スポットがたくさんあります。屋久島での一日の終わりに綺麗な夕日を見たい人におすすめの夕日スポットを紹介します。
⑳東シナ海展望所
基本情報
- 料金:無料
- 駐車場:無料
- 天気の良い日は硫黄島が見えることも
東シナ海展望所は一湊海水浴場の近くにあります。屋久島の北西部には夕日スポットが数多く存在するので、一湊に宿泊するのもおすすめです。
㉑夕日の丘展望所
基本情報
- 料金:無料
- 駐車場:無料
- 注意:携帯は圏外に
名前の通り、屋久島で日の入りを見るのにおすすめの観光スポットです。
㉒横河渓谷(よっごけいこく)

基本情報
- 料金:無料
- 駐車場:無料
- 口コミ情報:夏は泳ぐことも出来ます
屋久島の観光マップ
屋久島の観光スポットは主に外周沿いに存在します。そのため、適当に外周の道路を走っていればどこかしらの観光地にはたどり着くことが可能です。
まとめ(個人的な屋久島の観光スポットランキング)
- 縄文杉+白谷雲水峡トレッキング
- ウミガメのダイビングツアー
- 平内海中温泉
- 大川の滝
- 屋久島フルーツガーデン
屋久島にはおすすめの観光スポットがたくさんありますが、個人的なランキングは以上の通りです。この記事では、車なしで楽しむことが出来る屋久島の観光スポットなど色々と紹介しました。屋久島へ行く際に、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。