
屋久島へ旅行に初めて行かれる方は、事前に知っておきたい注意点がわからないかと思います。屋久島へ旅行をする前にこの記事を読めば、屋久島旅行をより楽しむことが出来ます。屋久島へ行く機会はあまりないと思うので、思い出に残る旅行にしたいですよね。
屋久島とは
屋久島とは、鹿児島県の本土から南に60キロほど離れたところにある離島です。沖縄県ではなく、鹿児島県に所属します。近くには、種子島があります。
屋久島旅行に雨はつきもの
屋久島旅行に行く際に一番注意しておきたいのが雨です。屋久島は一ヶ月で35日雨が降ると言われるほど、とにかく降水量が多いです。屋久島は平地でも雨が多いですが、特にトレッキングで行くことになる縄文杉などの山間部は更に雨が降ります。
現地の人にお聞きしたところ、屋久島旅行で雨を避けたいのであれば、梅雨明けの7月や8月、あるいは台風シーズンが終わった10月以降がおすすめだそうです。
屋久島は南に位置するということで冬でも快適なのかと思いきや、1000メートルを超える山もあるので場所によっては雪が降ります。しかし、降雪した白谷雲水峡や縄文杉は絶景なので、屋久島を冬に訪れる価値は充分にあります。
屋久島旅行は一人旅でも大丈夫?
屋久島旅行は一人旅でも大丈夫なのか心配に思う方もいるかと思いますが安心して下さい。もちろん、屋久島に家族旅行やカップルで旅行される方もいますが、屋久島は比較的一人旅で来られる方も多いです。
屋久島には一人旅でも楽しむことの出来る観光地が多いので、是非屋久島に一人旅をしてみてください。女性で屋久島に一人旅をされている方にも出会いました。
屋久島旅行は何泊必要?日帰りでも行ける?
屋久島は離島ということもあり、旅行をする際には移動時間が必要です。ですので、屋久島に日帰り旅行をするのは中々難しいです。休みが取れず、屋久島に一泊二日で旅行を考えている方もいるかと思います。
しかし、屋久島にはおすすめの観光スポットが多いので、可能な限り最低でも2泊3日は確保したいです。出来ることであれば、屋久島旅行は3泊4日以上確保するのをおすすめします。
屋久島への飛行機は離着陸出来ないこともあるので、屋久島旅行の際は余裕を持ったプランを考えておきましょう。
屋久島旅行に準備しておくべき荷物や持ち物は?
屋久島旅行の前に準備しておくと役に立つ荷物や持ち物を紹介します。屋久島旅行で縄文杉トレッキングを考えている人も多いかと思いますが、基本的には登山用具はいりません。
登山道具をレンタルできる施設があるので、そちらを利用するのをおすすめします。
屋久島は雨が多いので、折りたたみ傘はあると便利です。また、靴は濡れても良かったり、汚れても大丈夫なスニーカーで行くことをおすすめします。夏は蚊が多いので、虫除けスプレーがあると便利です。
- 折りたたみ傘(必須)
- スニーカー
- 虫除けスプレー(夏)
- ヘッドライト
- 日焼け対策(夏)
- 常備薬や風邪薬
- 速乾性タオル
- バスの時刻表などのpdfファイル(電子データで)
屋久島旅行にあると便利な持ち物をリストにまとめました。屋久島は南国ということで、夏に行く際は日焼け対策が必須です。標高の高い山も多いので、忘れずに準備しておきましょう。
飲む日焼け止めはクリームタイプに比べて高価ですが、その分効果は高いです。絶対に日焼けをしたいという方におすすめです。
常備薬や風邪薬
屋久島は離島ということもあり、体調を崩しても病院にかかることが難しいです。そのため、常備薬や風邪薬を持っておき、セルフメディケーションをすることが大切です。
速乾性タオル
屋久島は雨が多くて濡れることが多いのでそれを拭くためでも使えますが、屋久島には温泉がたくさんあります。
また、屋久島の温泉は自然温泉で、タオルのレンタルがないことも多いので速乾性タオルがあると大変便利です。
バスの時刻表などのpdfファイル
屋久島は場所によっては電波状況が悪いところもあるので、屋久島旅行に出発する前に必要なpdfファイルはダウンロードしておくことをおすすめします。屋久島観光協会の観光資料ダウンロードから必要なデータをダウンロード出来ます。
屋久島への交通手段は?
屋久島への交通手段ですが、鹿児島からですと高速船やフェリーも利用できます。また、鹿児島空港と福岡空港と伊丹空港から屋久島空港への直行便が就航しています。
主要都市からの屋久島への行き方は以下のページにまとめてあります。
屋久島への行き方まとめ【東京・大阪・鹿児島・名古屋などから屋久島への行き方を解説】
屋久島旅行にかかる費用はいくら?
屋久島旅行にかかる費用がいくらであるのか知りたい方も多いかと思います。屋久島旅行にかかる旅費には次のものが挙げられます。
- 屋久島までの航空券または船舶代
- 宿泊費
- 交通費
- オプショナルツアー代
屋久島旅行でレンタカーを利用するのであれば、1日4,000円+α(ガソリン代など)は見積もっておいた方が良いです。バスの乗り放題チケットであれば、3日間乗り放題で3,000円です。
屋久島旅行において、縄文杉トレッキングやウミガメを観られるダイビングに参加したい方が多いと思います。オプショナルツアーの代金ですが、縄文杉トレッキングもダイビングも約1万円から参加可能です。
屋久島旅行を格安で楽しむには
鹿児島から出発し、高速船を利用して2泊3日で屋久島旅行をすると仮定します。屋久島での3日間の移動はバスを利用して、縄文杉トレッキングのオプショナルツアーに参加したとします。その場合にかかる費用ですが、
- 高速船:17,000円
- 宿泊費:10,000円
- 交通費:3000円
- ツアー代:10,000円
- 登山道具:2,000円
- 登山その他:2,000円
- 食費:7,500円(1,500円×5回) 合計51,500円~
もちろん人にもよりますが、屋久島旅行には最低でも約5万円ほどかかります。もちろん、鹿児島への移動費用などは別に必要。屋久島旅行を格安で楽しむにも、最低でもこのぐらいは必要です。
屋久島旅行での移動手段は?
屋久島旅行での移動手段ですが、主には車かバスを利用します。屋久島をバス移動で旅行することも出来ますが、レンタカーを利用するのがおすすめです。
屋久島旅行にレンタカーがおすすめな理由
屋久島旅行にレンタカーがおすすめな理由を紹介します。特に、屋久島に一人旅で来られる方は、割高になるためレンタカーを出来れば借りたくないかと思います。しかし、屋久島旅行の際はレンタカーがあると大変便利です。
- バスでは行くのが難しい観光スポットもある
- 屋久島は雨が多いので車があると便利
- 待ち時間なく自由に観光できる
- 終バスの時刻が早いので注意!
屋久島は何度も言っていますが雨が多い地域です。そのため、雨の中を旅行に必要な荷物を持ちながら移動するのはとても大変です。屋久島でレンタカーを借りて旅行をすれば、その心配はありません。
屋久島空港の近くには、オリックスレンタカーやジャパンレンタカーなどの大手のレンタカー店舗があるので大変便利です。レンタカーのお店によっては、空港までの送迎をして下さるところも多いです。
屋久島は終バスの時刻が早いので注意!
屋久島には電車は通っておりません。そのため、終電ではなく終バスなる概念が存在します。場所にもよりますが、早いところですと17時には終バスの時刻が来るところもあります。
乗り逃してしまうと、タクシーを呼ぶかヒッチハイクするしかありません。
また、屋久島はお店の閉まる時間も早いので気をつけて下さい。買い物やガソリンスタンドに行きたい人は、17時までには済ませておくのがおすすめです。
屋久島旅行を車なしで楽しむ方法
屋久島旅行を車なしで楽しむ方法を紹介いたします。屋久島ではレンタカー以外にも、レンタルバイクやレンタサイクルのお店も存在します。私もレンタルバイクを利用しましたが、大自然を感じながらのツーリングは最高でした。
乗り物をレンタルせずに車なしで屋久島旅行を楽しむことも出来ます。残念ながら本数は少ないですが、屋久島には種子島・屋久島交通とまつばんだ交通バスの路線バスが運行しています。
屋久島の路線バスは本数が少ないので、あらかじめ時刻をしっかりと確認しておきましょう。また、屋久島は通信状況が悪いところもあるので、事前にバスの時刻表はダウンロードしておくと便利です。
屋久島旅行でおすすめの観光地
屋久島に旅行をするのであれば訪れたいおすすめの観光地を紹介いたします。屋久島では、他の国内旅行では味わえないような体験を楽しむことが出来ます。
屋久島旅行でおすすめの観光地は以下の記事にまとめてあるので参考にしてください。
屋久島旅行のおすすめモデルプランとスケジュール
屋久島旅行が初めてであれば、モデルプランやスケジュールをどうすれば良いのかわからないかと思います。そこで、私が屋久島旅行を満喫することの出来るモデルプランをお教えします。
屋久島2泊3日旅行のモデルプラン
1日目 | 14:00 | 屋久島到着 |
安房散策 | ||
17:00 | 宿到着 | |
21:00 | 就寝 | |
2日目 | 03:00 | 起床 |
04:30 | バスに乗車 | |
05:45 | 縄文杉トレッキング開始 | |
17:00 | 下山 | |
18:00 | 到着 | |
3日目 | 屋久島一周ドライブ | |
帰宅 |
一日目
屋久島旅行で外せないのが縄文杉トレッキングだと思います。縄文杉トレッキングは早朝から活動するので、屋久島旅行の初日はスケジュールを詰め込みすぎないのがポイントです。
仙台や札幌などの遠方から屋久島に来られる方もいるかと思いますので、初日はゆっくり身体を休めましょう。
二日目
二日目は早朝から縄文杉トレッキングに出発します。年齢や体力にもよりますが、縄文杉トレッキングは約8~10時間ほどかかります。ですので、縄文杉トレッキングをしただけで一日が終わってしまうかと思います。
縄文杉トレッキングは簡単などと言われていますが、想像以上に疲れます。おそらく、普段運動しない人であれば疲労困憊なはずです。下山したらホテルや民宿でゆっくり疲れを取りましょう。
三日目
屋久島旅行でのおすすめはレンタカーを借りての島一周ドライブです。屋久島は比較的小さな島なので、1周3時間ほどでまわれてしまいます。
屋久島には西部林道や大川の滝、平内海中温泉などのおすすめの観光地がたくさんあります。
屋久島の島一周ドライブは、観光する時間も考慮して6時間ほどは確保しておくと良いです。是非、他の国内旅行では味わうことの出来ない経験を屋久島旅行で満喫して下さい。
3泊4日以上の屋久島旅行のモデルプラン
屋久島に3泊4日以上出来るのであれば、少しスケジュールにゆとりが出来ます。ウミガメと泳げるダイビングや、ジブリを彷彿させる白谷雲水峡のトレッキングがおすすめです。屋久島の観光地は以下の記事を参考にしてください。
屋久島旅行のパックツアー
航空券や宿泊場所選びなど自分でやるのが大変という方にはパックツアーがおすすめです。地域ごとに、屋久島旅行のパックツアーを紹介いたします。
東京発の屋久島旅行パックツアー
残念ながら、旅行予約サイトで東京発の屋久島旅行パックツアーを催行しているのはJ-TRIPのみです。しかし、他のサイトでも宿泊と航空券がセットになったお得な屋久島旅行パックはご利用になれます。
大阪発の屋久島旅行パックツアー
大阪発の屋久島旅行パックツアーは、伊丹空港から屋久島へ直行便が就航していることもありたくさんあります。
まとめ
- 屋久島旅行は雨に注意
- 屋久島旅行は最低2泊3日、5万円~
- 屋久島旅行にはレンタカーが便利
何度もしつこいようですが、屋久島旅行での一番の注意点は雨です。梅雨が明けた7月や8月、台風が過ぎた10月以降の屋久島は比較的晴れる日が多いです。屋久島旅行をベストシーズンに楽しみたい方は参考にしてください。
屋久島は旅行で訪れたい場所がたくさんある島なので、出来れば最低でも2泊3日は確保しましょう。それよりも旅程が短いと、屋久島旅行を満喫することは難しいです。屋久島旅行にはレンタカーが便利なので、お金に余裕のある人は借りると良いでしょう。